大空の中 舞い遊ぶ鳥を見つけ 歩き出した 足の向かう先で 気付けば既に 僕の描く景色は無い 振り返れば 見慣れた街並 そこに見えた 日常の位相 さっきまでの 自由な青は 何処に行けば 見つけられるの?...
ふわり 木々の香りを乗せて 風が踊る 揺れては囁く波のもとに 落ちてゆく透明な雨 空の果てに見える泉に 咲く雲より...
さざめく人波は 深く沈み 暗闇彷徨った 体に巻きつく糸が軋むと 絡まって ほつれ痛む...
終わらない夢中で 白濁の天へ昇る 果てもない螺旋で 君を追い 闇掃う路 迫る 黒い陰の足取りと 優しい光 纏って行くひとの 懐かしい背中...
好きなウィスキー 飲んだあなた 幸せそうに 笑った 空のグラス2つ 残された部屋で ビンの残り継ぎ足して 口をつけた...
空白の閉じた世界 そこには 規定(ルール)の無い自由なエリア 何でも出来る 認識(イメージ)だけで 組み上がるカタチ その創造を繰り返し 記録してゆく...
空っぽだった身体の芯が あなたといるとあったまってね 置き忘れてた感情、全部...
朝の光が 差し込んだら始まり ミルク注いだ コーヒーがゆらゆらと 飲み干せば 底に小鳥のしるし 羽ばたいて 窓をすり抜けた...