雨に掻き消されてしまった 情景の中で 君の姿を捉えて 失くして 遠ざかる影 声を嗄らした 心に救いがあるなら...
夢が醒めて 僕らの屋根は真珠の輝き 雲から落ちた飛行船に 乗り込んで舞い上がれ 夜空に 密かに 星は電波の終着地...
雨の後の水溜りに映る 世界 向こう側に広がっているの なんて 変わらない毎日 変わりたい明日 バラバラのピース集めて...
まだ幼い 一人の少年 小さな手で拾った クレヨン あなたの知ってる 空の色は どんな世界なの 見てみたいな...
夜明け前に唇触れるシガレット いつもと違う私じゃない味がしてた 鼻腔くすぐるあなたの髪の香り ここじゃない部屋(セカイ)の匂い...
すべての扉は 予告無く 堅く閉ざされた 束の間の夢を見るための永遠の眠り 漆黒の雪は 今も尚 すべてを染め逝き 凍てつく大地に行き先の見えぬ死出の旅...
傘を閉じて 空を見上げた 風は 少し冷たいけれど さっきまで 雨を降らせてた雲は...
遠い現実が壊れて消えて 明瞭になったけど 雨もやまないしカーテン閉めきって 耳を澄ました 照らし出すあかりはすこし眩し過ぎて 雑音に紛れた正体を見失いそうだった...
空の色は青だからと 同じ色で筆記帳(ノート)に描いてく 一人一人違うならば 私の色が あなたと違っても構わない 目に映る景色が 全てと言うなら 私はその壁を 白黒(モノクロ)と名付けて壊すでしょう...
歪んだ朝焼けが 見た世界は遠く あての無い言葉で いま僕を呼ぶ 声が聞こえた 微かな息を連れて この足は何処へ向かうというの?...