道端の 虫の声 遠くで響く 夜の電車 深い深い 音の渦 すいこまれてく自分をみた...
「フラレちゃったの」と肩落とすあの子 元気づけたくて山ほどのパンフレット 目の前持ち出すツアーチラシ 青い海がひろがって...
寒さ残る部屋に ヤカンの湯気 付いているだけのテレビによく見るレポーター することもないまま時間つぶして...
昼過ぎの暑さ嘘の様に止んで 陽に焼けた肌とコントラスト 成した浴衣 白い袖の中の手に この手 重ねてみたくなる...
通り過ぎていった風の匂いが切なくて 髪を撫でる冷たささえ遠くなってゆくのね 休日の雨、寒い日が心地よくなる...
彷徨い（さまよい） 繰り返す 出会いと別れを 永久（とわ）に続くか この放浪（たび）も 大罪の代償に...
星を写し取った あの瞳 月が照らし濡れた その黒髪 僕のことを呼ぶ やさしい声 いつも傍においておきたいと...
（とまらない） 僕の世界はノンフィクション 君だけ触れないフィクション （とどかない） 追えば追うほど遠ざかる この想いから （あいたい） 逃げ出したいと思っても 気付けばまた目の前にいて （終わらない） この道はずっと続いてく 歩き出すよ君に HELLO...
あなたの体温（ねつ）を欲しがって 空を探す右のうで ねむれない午前2時 秒針の音が響く ...
憧れてた 宇宙船（ふね）へと乗るよ 銀色タラップ踏みしめ 空のむこう目指し 月を超えて行こう 荷物は少ないまま 決意だけ胸に秘め...