降りしきる雨の下で、今も何処かを見つめてる。 「止まない雨は無い」なら、疾うに枯れ切っているはずなのだ。 時間が経てば経つ程、胸の穴が広がるように。...
遠く 遠く 彗星が光ったね。 忘れた名前も思い出せるかな。 宇宙の果て、置き去りの僕は、...
二月の生活はこうして終わるのだろう 冴えない僕もいつかここを離れる 準備はできたかい?...
君が描いた絵画 君だけの構図 僕には見えない様子 覚めてはないだろう、と思う...
飛び込んだ 僕は征くようだ 淋しいと言うのは 置き去りの僕を僕は知って、か...
あの日見たのは星の瞬き。心臓の位置は教科書通り。 名前が無いのは、僕も同じだ。僕と君だけで「秘密」と呼ぼう。 予想もできない公転周期で、何時か会う約束しよう。君と。...
汚れに汚れた僕ら未だ愛を歌う そんなことさえ世界は許してくれないけど ボロボロの正しさが今も世界を覆うようだ...
揺れた影が映した記憶を見ないように隠した 弱くて、不器用な、この僕が主演の相変わらずの日々さ 歩けば歩く程に 見失うものだから...
星が落ちる度、「死にたい」と願ってしまうような こんな僕を呼ぶ声が今、聞こえたから 彷徨い 迷い 暗がりの果て...
眠れぬ夜 見上げた星が 光って 気付く 僕 自身が 「何等星?何番目か」だ...