今夜は一人で泣かせておくれ 毛布に包まりひみつの国へ 届かないのに もう届かないのに...
ガラクタ同然の錆びた車輪 回し続けてどこまで来た? 辺りはもう見知らぬ街 未来に期待などない 目を閉じるたび 夢を見るたび 浮かび上がる絶えない後悔...
知りたくないことがあまりに多すぎて 僕はいつからかね耳を塞いでいた あの子 好きな人ができたって話とか...
どうしたって僕は独りだから 孤独だって 躊躇うことでもない そんな僕に差し伸べられた...
くたびれた心臓も高鳴るような恋心 声にならない声で君の名を 弾け飛んだ銃弾は鉛じゃない...
加速する命を 待って待ってよどうして 生き急いで発狂 メスフラスコに咲いている...
オレンジ色の仲間たち 命をくり抜かれ ぼんやりと光って...
私の定位置はいつだって教室の窓側三列目 穏やかな風に目を細めたんだ 今私がこの窓に身を乗り出してみたなら...
君はいま何処で何をしているかな なんて この部屋の隅で一人 街を眺めている こんな世界の端じゃ 何も見えないのに...