目に映る樹海を払って 朝に安心を植えつけてもこぼれ落ちてしまうよ 海鳥の下に敷かれた非対称...
悔恨の海に浮かぶ 浄罪を噛み砕いて 擦り切れた悪も罪も飲み干した 誰もいない永遠の向こうの赦された白日の下...
街灯り沿う 人混み 君の手に浮かぶ 迷いの代償 安らかに どうか安らかに...
光が揺らぐ君の目には いまにも消え入りそうな 心臓を巡った炎の暮れない陽の在り処 水底に咲いている骸の形をしている不安がいて...
崩壊していくゲージの中で 双極を隠して生まれた 機械と歪んだ理想のロマンに...
此処にはない境界がある 光のない部屋の向こうで 開け放したドアに怯える...
死にたくならないように弱さを鎖で繋いでいく 誰も触れず腐っている海に複製のガラスを投げた 漂白した世界は罪だけが意識を欠いている...
九十九の電燈と青く心象描く照明に縋る 終生僕の最後の綴る殉情宿る風景の如く 九十九の電燈と青く心象描く照明に縋る...
記憶さえも途切れてしまいそうだ 笑う雲が陽射しをふさいで ...
物憂く孤独悲しく至極儚く去った日々の 死を急く氷るその憂鬱 息吹く花と散る 私の身体に取り憑く嘆き彷徨うヒステリーが...