碧く染まった木々とふわり揺れる遊覧船 寄せては返す雲を ただ見上げる 色の無い迷路のパズルを繋ぐ環状線 ...
上澄みを掬ったみたいな言霊 犯される 奇天烈な白痴みたいな掃き溜め お邪魔します つじつま合わせ必死だって 本当は中身空っぽだって...
のらりくらりかわして来たって 首はそのうち回らなくなって 五体満足が唯一取柄の 身体も意味を無くした 消えちまえばいいんだ それがそんな簡単じゃねぇんだ...
煙草の火が消えたら もう言いたい事も無いんだ 早く荷物まとめてよ 日常に呑み込まれてった 当たり前だった日々を...
「寒いね」ってしかめっ面の君も 悪くないと思えたんだ きみの瞳に 私はどう映ってる?...
平行線になって遠くに群青が泳いで 共感覚になって瞳は焦がれた とりとめのない悩みも やりきれない後悔も...
雨でぬかるんだ道をゆく 雑踏に傘のマスゲーム 曇る窓に反射する うつろう見慣れるネオン 街行く想いが交差する 言葉を探すシグナル...
寂し気に泣いた空 予報外れ雨模様 理屈じゃない僕の感情が繋ぐ 沸き立つ細胞が雨を切り裂く...
お気に入りの靴で飛び降りる 都会の喧騒 いつもと違うリップで高鳴る 魔法にかけて 飽き飽きしたたふりで ショーウィンドウ映りこめば...
通り過ぎていく人の雑踏に 違和感を感じた 貞操を代わりに退屈を埋める それが普通になった のめり込んでいく 自分自身に 見て見ぬふりをして...