雨降り帰り道 君と歩いていたね 空の色 君の笑顔 思い出して口元緩む 君は交差点 慌てて走ってたね...
温もりが恋しくて君に 怯えながら声をかけた そっと見上げたら君は 優しく手を差し出してくれた その手を掴んでしまえたら どんなに幸せなんだろう そっぽ見つめていじけた それを無視して君は......
誰もいない時の中で 夢うつつな私 消えてしまわないように 願いつつ そっと 手を伸ばして探す 僕を呼ぶ声が 時を越えて 届く...
少し肌寒い風が色付いた心の葉を揺らす ひとりため息ついたら 白い息と声がもれた 君と二人、星見に行けたらいいのにね ってひとり呟くよ 流れ星に願い込め 君の事を想うよ...
渇いた声 宙に浮かび 誰にも届かず消える 何度紡ぎ 伝えようと...
病室の隅で君は ずっと 泣いてるんだ 白い海に 顔を埋めて...
夏の日差しの中で ふらり 彷徨い 夢見出す 幸せそうな街の視線に...
君の居ない夜は ひとりきり 瞼を閉じるよ 目が覚めたら また逢えるかな 今でも思い出す...
温かい日差しが そっと、体包み込む 君の温もりに 似た感触に心が緩む こんな日は駆け出したら...