ズタボロのチャペルとコロネード あの少女はフィリアの薦被り ポエタを今日もオーファンが取り囲み トラジティばかり御強請り ガラスのような空がひび割れて 内側から海が溢れ出して この世は憂い色に染まったと グレーの空を見て思う...
あれこれ吐いてばら撒かないと寝られやしない やり切れない血反吐をたんとぶちまけないと釈然としない 一生そうして 心臓を投げ合って せせら笑うのが...
腹這ってりゃ数年ポシャった この怠惰が憎いが まだこうしてベッドでまた寝腐っている ここ最近調子は悪いが いや本気はまだまだ そう言ったのはこれで何度目の台詞だろ...
余命数か月ばかりの恋に 点滴で扶養する患者達 被害者の甘い期待を弔い 悔悟の機会を躊躇うドクター 所以など行方知らず 未知の病巣に臥す患者達 発熱が死因 然れば早期に 躊躇すべきだったと知る放火犯...
これっぽっちの天体に7.00*10^9分くらいの命を捨てて 逃げる 一つ分の明かりで暮らせだなんて都合良い利己主義的な 話だ 青を黒で塗りたくった 画家の絵皿みたいだ...