過ぎ行く春に心の実を覆わば やがて哀憐抱く惜別の想いは 月光を刻み隔たる格子の様に 浮かぶ姿もしすてまてぃっく...
つまらない日々の 救われぬ星の瞬きも ひどく焦げ付いた...
覚えてますか? ずっと昔 キミが彩ってた 鮮やかな季節を 色褪せない日々を 忘れたなら、思い出して 無邪気な熱を “本日ハ快晴ナリ” 最高に夏全開で...
警告音×警告音 駆ける影が四つ 「警戒を!」「警鐘を!」 その裏をすり抜け 喧噪と喧噪の合間に現れた...
五月雨 錆びた声が告ぐ いつものように “異常ナシ” の機体(からだ) さかさま 囁いた誰か 不確かな予感 気付かぬふり...
「倫理だなんてくだらない」科学者(カレ)は考えた 「好奇心だけを殖(フ)やして、己(ジブン)で充たすのさ」 それが唯一無二の理由。 18号は目覚めた 永(ナガ)い休止モード(ネムリ)から...
「いろはにほへと ちりぬる朝が降れば、鈴をしゃんと鳴らしませ」 此方極東、辺鄙な山奥から旅立つ定めなのです 褪せぬ丹色を幾重も潜り抜ける 朔月の夜は深く...
浅き夢を揺り起こす 芳しき雲雀 重ね重ね 織り成すは極彩色の一世 菜種梅雨に濡れぬよう 此方までおいで...