夕闇の差し込む部屋に 二つ古びた人形 ベッドの下深く置かれ...
壊れかけたラジオノイズ夜に紛れて 拗れた糸虚無に消えた願いを一つ ありきたりな言葉泳ぐ歪な街で 読み古した童話を手に歩き始める...
―遠く遠い昔に 作られ語られて 今も楽しまれる...
迷い込んだマボロシ 中に見えた光景 もう慣れたヘリクツ また聞き流す...
暗い部屋 人のもとを離れ静かに動く fairy tale 「愛」と名づけられた 人型が目覚める 檻と塀が囲む狭い世界の果て...
ひらりひらり 舞い遊び そしてふわり 近付いてた あの時の蝶 くらりくらり もてあそび...