平日6時始発電車に 飛び込む妄想をしながら まだ慣れない科学に乗って 世界を文章に埋め込んだ...
「寂しくなったら呼んで」「悲しい時こそ話して」 博愛主義になりたいと願うけれども こいつはどうも重いな スーツを着込んだみたいに 貴方を真似て安心を手にしている...
心臓が全てを終えた時 その日までに何を残すか 涙で前が分からない僕に 突き刺さったひとつの色...
瞳を閉じて呼吸を忘れ 体が疲れたと言う時に 瞳を閉じて私は泣いて 目覚めた時私は「何故」と言う...
仏教に滞り無く 少年は裸足で歩く 当てなど無く 生命に終わりなど無く...
月日とただ迷惑そうに しなやかな筆をとった 心の中 生き続けては 消えていくと恐れた...
顔を見合わせるイエスマン 溢れ落ちる砂上にて 噂はかねがね凍り付く 値打ちの無い脳裏にて...
生まれた意味は 親の自己満足さ 勝手にヤって 勝手に出来た 義務と言う名の 愛の形 愛と言う名の 猫だまし...
血塗れの唇から 誰にも言えない私に 誰にも言えない事 御冥福告げるこの有様 御暇の出口を この誰にも言えない私へ 誰にも言えない事 耳 目処 廊下 立ってて...