そしてうつむき 幸せ者には聞こえない歌を口ずさむ 今日も親父に罵られた...
君は何も知らない 空を疑うことを 白い雲のむこうに...
君の問いに言葉を探す どんな答えなら喜ぶだろう 君の問いに言葉を濁す...
ふとした瞬間に 思い出す あの日の 出来事 思い出すたびに なんだかね このココロが 痛むね...
失恋に泣く君を 屋上へ連れ出した こんな時に告白 バカじゃないの? 「他の人を好きになって」 そんなの無理だと...
細やかに吹く風がまた 塞いだ心を仰ぐ でも眩しくて暑いくらい 強いられる陽射しは...
立ちのぼる煙の向こうに 君の背中が見えた気がした 背伸びをして買った煙草の箱は...
あと五分だけ と 繰り返してるうちに 春は もう 死んでしまったみたいだ 君に見せたかった 公園の桜は...
誘う(いざなう)炎 抱き 狂いゆく 意識の淵 虚空(そら)より落ちる影 ただ独り 永久(とわ)を願う...
今君だけが識る“アイより強いコトバ”で 心に触れて 記憶の中で響くあの日の約束 限られた僅かな時間で残す 終わる事のない確かなうたを...