一人で歩く夜道を頼りなく街灯が照らしている いつからかこの景色がとても寂しくなっていた 二人で歩いた公園も今は見知らぬ建物に変わる...
築かれた偽り 穢された名前 少年が手放したグローリア 踏み躙られた心 裏切りの代償...
ギュッと君を抱きしめたら そっと頬に口付けして 世界中で誰よりも 君のことを愛しています 初めて君と出会えたあの日から 高鳴り続けるこの胸の鼓動...
赤い糸に繋がれた二人 狂い踊る運命の輪舞曲 終わらない歌に捕われた二人 手の上であそばれるマリオネット 定められた物語 幾度となく繰り返した 台詞を紡ぐように 女の声が囁く...
ずっと膝を抱えたままなの? お得意のポーズじゃそうよ 何も変えられないのは 分かっているはずでしょ?ねぇ 迷う暇なんて無いのよほら そうやって誰かに頼る...
はらり はらり 零れた声 ふわり ふわり 風に乗せた ららる るりら 歌い続ける この声が枯れてなくなるまで 何も見えない月の無い夜に 誰も知らない胸の奥...
ある山奥に 男と女 永久を誓った二人がいた 愛し合う二人離れず 貧しい中の幸せ しかしある時 不作が続き たくわえも尽きかけた...
沈み行くこの身体が伸ばした 手の先にはなにがあるのだろう? 消えて行く私の心は 最期にどんな歌を唄う 静かに 消えてく 何も無い世界へ旅立とう...
月の光香る夜に 星達が降り注ぐ この空が明けぬように この空が明けるように...
キミが死んでしまったら ボクは何処へ往こう? 変わらぬボクには...