殺した息と 隠した腕と 閉じた瞼と硬い網 周りを埋める かけらと共に 空にされるのをただ待ってる...
人生がもしも一つの作品ならば 完成はそれ即ち、死のその時だろうか？ それならば完成した作品を...
眠りに落ちて目が覚める「現在」が途切れて再び始まる 一続きの私の中で小さな生と死が周っていく 浅瀬を泳ぐ魚類（うろくず）の瞳は熟れた柘榴の赤色...
死んでしまったその後で、 右と左だけ覚えた夜の抜け殻が「寂しい」と言う。 愛の言葉は長い五月雨ね。...
ベンガラ格子の奥の着飾ったそのお嬢さん 紅、差した三白眼、こちらを見つめ笑った 私はといえば物旧りたつんつるてんの...
茄子のカレーをつくります 用意するのは茄子とルウ 茄子は輪切りで小麦粉まぶし...
隣人を愛し、他人のために行動して生きよ 信心深いことですね では目の前のどちらか一人しか助けられない...
はじめまして、アリスと申します。 私は嘘つきです、本当です。 長所は短所がないことなんです。...
ハズレばかりの籤引き、当たりを引いた世界、私達、 現実のこの有り様はまるで神による奇跡 本当なの？でもどれだけ天文学的確率でも...
果無い幽霊のように 幽く幽く生きる 人間であること以外...