銀の夢、紡ぐ雨の調べ 君の後ろに立つのは誰? もう一度、巡り逢うため目を閉じた 焼けた腕は鎖に繋がれ...
優しい笑顔で僕に微笑む君が 今も変わらずに側にいる 目を閉じればほら いくつもの季節が 僕らをそっと包み込んでゆくよ...
こぼれる光の中、戯れる君を見た 揺れる木々の声から微笑みが浮かぶ 壊れて消えた夢をいつまでも追いかけた しなやかな指先は切なさを運ぶ...
溜息まじりの風の中、僕に見せた 君の涙の理由はわからない 今もふさがれ続ける心の痛みを 誰が壊せるのだろう...
揺れる鼓動が僕を縛りつける 君の破片が深い闇に落ちた 逃げることさえ許されない世界で 君のことだけは守りたかったのに...
誰が塞がれたこの瞳の奥に触れるのだろう 揺れる陽炎の中で見つめていた月が嗤う 耳元で囁き始めるレクイエムの誘惑を 傷つけることでしか抑えられないままで...
ゆっくりと夜が明けるまで君を抱きしめてた 何もかも失うまで気付かずに安らぎに溺れてた “痛いさ…” 過去の自分なら苦痛に顔を歪ませてた...
輝いた真っ白なTシャツ 水しぶきに浮かぶ虹 ぼんやりと見つめてる空を いくつもの風が戯ぶ...