零れ落ちた メロディ ひとしずく 雨に笑われて 濡れた羽は 孤独さで...
魔導書で見た通りだった 湖畔の挿絵 秋霞 向こう岸には何もないね...
海岸の遥か先 眠る常夜灯 人々の郷愁も 今では沈んで 記憶は海の底 無垢な日々のままで...
見渡した蒸気の朝 陽射しは攫われて 立て掛けた キャンバスに...
見上げた氷菓に 涼風がそよぐ もうすぐ空に溶け出す 参道の影も知らないまま...
足元の鏡には 詩集1つ携えて 走り出す その姿は 君みたいだね...
目を背けるように 薫る空を仰いだ 共鳴する音色 ゆめうつつ ただ君の視線は 東風さえ追い越して...
時流されて枯れゆくダリア 窓辺から見下ろす 少女はひとり 生まれを呪った定めを...
The key to breaking the girl's curse is in… 閉ざされた日々は 聳え立つ塔の上 石の揺り籠の 色も知らないままで...
あの日 キミの見上げた空に 紡がれた星 夢ノ続きを奏でてみよう 澄みきった朝に 咲いたメロディ...