時計は回っていた どこにも帰れないまま わたしがいる場所すら...
白黒揺れた境界線上 消えない劣等 喧々と 儚く失踪 無為に退場...
願い叶うことがすべて 幸せには繋がらぬ 闇を纏う 身体七つ 大空へ 飛び出す あぁ 無情な 世界に墜とされた...
口癖はつまらない 明日の予定は無い 綺麗事ばかりを繰り返す この口は 君の舌を 舐めまわす迄は コーヒーの味しかしないよ...
痛い 苦い キモチイイ 「今夜(きょう)は幾ら?」 なんて慣れたもので 麻痺した感情で...
今朝はこの冬初めての 雪化粧の朝でした 昼には消えてしまう 程度の淡い雪ですが 身支度するのも辛い 寒い季節になりました あなたは元気で 過ごしていますか...
丘の上 学校へ続く道 のぼり坂 がんばれ 息を切らし走ってくる 陸上部 朝練のあの人 校門で女の子たちから タオル差し出されて困る あなたの横顔 まぶしくて いつも まともに見れないの...
コタツで背中 丸めているの? テレビばっかり 見てちゃダメだよ! マフラー巻いて おでかけしよう! 寒さなんかに 負けちゃダメだよ!...
上を見続けたせいで 首をひどく痛めたの 相変わらず 一人相撲 遠い空で月が笑う 駅のホームの片隅 屋根の切れ間覗く夜 この五体を攫う始発を ずっと待って待ち続けた...
愛は終わったと互いに知ってる だけど時を止めるように 久し振りだね こんなゆっくり話をしてる 先に自由を求めたのは...