人里離れた深い深い谷の奥に 彼らの棲家がひっそりとあった 龍たちの住まう谷...
草木を揺らす風の匂いに 嵐の鼓動を感じた 悪い予感に 手が震えても 迷い立ち止まる 時間は無い...
森羅万象掌握 豪放磊落必勝 魑魅魍魎一蹴 酩酊酩酊 天上天下震撼 唯我独尊当然...
謳えや 謳え 神が与えたもう 謳えや 謳え 命の歌を ハイヨー エイサー サヨ シュンブジヨー シェンシー リュヤヨー トウリャマエー...
夜の帳下りて 月が舞台照らす 私は一人踊るの これは影の叙事詩 誰も知らぬ物語 語られることなき記憶 今宵拝跪す 地の徒が為 龍刻縛す 意思の暗闇 深淵く根を張り 閉ざされた森の中 息潜め待つ 絡まる蔦断ち楔外る 意味を知りて...
シルヴァーの街並み 鈍色のアスファルト どうして ここまで 人は画一化されて おとぎ話のように 冒険をしてみたい そんな 願いも 非科学的で叶わない...
燦然かがやく彫像の口に構えたる宝玉と 東西ふたつの巻物が何かのありかを示すと云う ビルの合間のカフェテリアで目印の男との密談は...
(マゼンタ=ルカ、青緑=ミク、黒=二人) 遙か忘却の彼方血に潜み啼く龍(もの)よ 遠き地平の先 密か佇む園 我は贄として此処(ここ)に降り立ち...
東の果てより出 西の果てへと消ゆ 巡りて燃ゆるは日や 霧裂き昇るは龍なり 華やぐ町中翔け 栄華の暇に去る...
深淵の中 佇む孤城 微かな吐息 雨音に消え 禍乱を呼ぶ此の血の 宿命 郷園は遙か遠く...