廻り続けて 運命の中 星のように ひとり歩いてゆく 忘れられた 色のない世界 どこまででも...
ここにあることを伝うのは ひととせを数（かぞ）うより永いけど “誰かではない” ことのように 単簡（たんかん）な言葉をなさなくていい...
耳に刺さったNOISE 嘘だらけの世界 声を失くした鳥のように 目に焼き付いたFACE 喉の奥痛む...
何度も塗り堅めて 触れるたびに剥がれた 瑕（きず）から綴（つづ）り落ちて 言う 知らない声が微笑（わら）う...
鮮やかな日常は ひとつひとつピースを落とす 拾い集めてみても バラバラ 崩れて 無秩序に 混ざり合って この庭園（ガーデン）が 彩りにあふれていたあの日は...
左耳と艶やかな右目を 私の手にお載せ、ひたりひたりと 右耳とたおやかな左目は 彼の手にお載せ、くちゃりくちゃりと 左耳と赤黒い右目は 私のものと入換えなさい...
カイト：ミクちゃん メイコはどおしてる？ ミク：メイちゃん 体調崩したよ ミク：メイちゃん メイちゃん どおしたの？ 疲れ目？ かすみ目？ 結膜炎？...
六面体の中にまるくおさまる感情 転がして愛情は床にって 一等賞いつも遠い誰かがさらって...
ホモを嘲笑うな ホモを嘲笑うな 無邪気な笑い声の陰で 自ら命を断つほどに...
たった一つの 暗闇に呟くラジオ 誰が聴くんだろう その「誰か」の一人が耳を澄ました ぱっと 疲れた目を開き モニターの誰かを探す...