（著者ニコニ・コモンズより） 野萵苣を囓る 滴る露 ここは塔の上じゃない お化粧や服...
君が乳飲み子の頃からさ ずっとそばにいたんだよ もうひとりの子は神かくし 影も形もない...
空耳が聴こえてくるのだろうか まばゆい夕焼けに奏でるそれは 他の誰もわからずに気づかない 私の元にだけ届けられてる...
少しだけ暑いくらいが ちょうどいい夜の事も 考えて多めに纏って 目の前に広がるは景色に...
貴方の身体を操りますのよ レウコクロリディウム 痺れて蠢く手足 ねえ気分は如何？ 私の声しか聴こえなくなるの 支配されちゃいましょう...
黒い兎は贖い続ける 彷徨え 魂を捧げよ 古の術を使う魔女 館へと棲みついて...
世界の果ての彷徨える森 聳える月の城 絶望に惑い 悪魔蔓延る 深い闇の中で 霧のように微かな希望求めて 羽広げ舞い上がれ 遥か彼方...
身につけたヘッドフォンの端子はむき出しのまま とにかく今はただ 下界を遮断したくて 時々風の音 まぶたを閉じて暗闇 誰にも邪魔されない 私だけのエリア...
これから話すのはひとつの物語 世界から隠された少女 未来 という意味の名前がつけられて 望まれて生を受けた私...
あたしの体を駆け抜けてくエンパシー 突き出したファルスがたまらなく愛おしい 誰かに必要とされたいのよメランコリー この世は全てが 紙 芝 居...