そっと 浮かんでる まちのなか 通せんぼ ちょっと こぼれてた 儚い 逆さま あしたもきっと そうきっと 映る...
見慣れた木々 公園 街灯 寂れた街 錆び付いた赤ポストに 残った恋文 タラレバなら どうだったって 幸せでしょ...
初夏 高架下 香る 夕刻 手を引く 少女達 笑う 顔合わせ 楽しそうで どうか このまま 願うこと 変わらないと...
生まれ持った身体から そう「模範たれ」とか どれか いい加減に飽きてきた...
きのうのこと きょうのこと いつもどおり たいくつね あしたも きっとかわらない...
八方塞がりのオバケが 今日もあっちこっち嘘に廻って どこにも立っていりゃしない...
やっぱ綺麗な手のひら 間違い探し 神サマの御告げ正しく疑わず それな あれな ガチ笑えるよな...
未完成だった咲いた色 乱したエンパシー 冷めた唇甘いアイロニー 丁寧に丁寧に零した果実が...
いつでも 憂鬱なことばっか考えて なんもできないくせに 希死念慮だけ上手で 物語を考えていた 主人公は...
「あーあー、マイクテスマイクテス、聞こえてますか〜〜 声出せないヤツ、いませんね」 比類なき平凡と蔓延る嘘...