くだらないボクの命は…… また同じような音楽が一帯に鳴り響く これを聞かされるのはさて何百回目だろう 強制される感覚 こいつは何だろうな そういえば思いきり笑ったのはいつだろう...
鳴り響くベルは遠く まどろみに身を任せる ちいさな幸せのひと時が...
(さぁ、今から語るは 今宵月に魅せられし王子と姫が旋律を奏でる 年に一度の真冬の物語)...
今此処に集った 何の縁(えにし)か 誘(いざな)われるように ...
静まり切らない街 照らされる孤独 軽く吐き出した息の隣 風が連れ去っていく朧げな記憶...
泣きべそばっかかいてんのはどちら様 笑われた分だけやり返せ 今に見てろと 手に取った物は 爆弾やナイフなんて物じゃないけど 一切合切今後どうなったって約束しよう 背中の値札を引き剥がせ 廃材みたいな 毎日だけど 捨てるのはまだ早いだろ...
さあ君の番だ、さっさとしろよ ちょっと黙っててください、考え中です 机上に置かれた黄色の4にDrawTwo 被せるか否か思考巡回ぐるぐる...
白く輝いて見えた 後ろ姿、結いた髪 震えた肩は狭くなる 薬指 覗かせた小さい宝石は...
ジベタ神も王も飽く 廻る末頭 花開いた万の話 歌う舞う笑う まさか...
有限の距離さえも遠く 微睡に誘う刹那の雫 無限の時さえ脆く 今只眠り望む...