穏やかな深緑の 広がる峠路 秋を待たずに 紅く艶付く 其れは炎か 叫ぶ魂か...
刻は戦国 滅びの地に 生まれ堕ちた 運命(さだめ)を 怨む事も許されぬまま 旗を掲げて...
戦乱広がる 十六夜の大地 朧な月が照らす 荒野に咲いてる 緋い華...
見下ろした街は透明な海 光と影が寄せて返して 私は捕食されるだけの 矮小なプランクトン 無視をしたのは君のためで...
嗚呼 夢路にいざなう声は 遠い日々の 愛し幻よ ゆらめく影 帳の先 妖しの唄 誘う炎 今宵見える鬼魅の瞳に 宿る幽し光 我が胸を撃つ...
双子のウサギを見つけたなら それを追いかけちゃいけないよ 飛び込んだ穴の中に決して...
次元の狭間にそっと触れて 広がる眼下 Intensity 幽かな望みはきっと消えて 歪んだ心ずっと晴れない...
あけたばかりの ピアスの穴を 指でなぞっている 今更 後悔? まぁでもいいかって 居眠りきめ込んだ 辞めた部活の 時間の隙間を 潰したい夜だった 先輩と影踏み するのも飽きて イヤフォン耳にした...
地図から消された亡國の地よ 昼なお暗き瓦礫の城に眠る 群れからはぐれた少年少女...
闇夜に消ゆる 餓えた鴉の羽音が 鍔(つば)鳴りと共に ひたりと忍び寄る 通りゃんせ 通りゃんせ 鬼神さまの細道じゃ...