笑って怒って 楽しかった週末の 星が降ってきそうな 透き通った夜の高速道路を 車は回遊している テエルランプを滲ませて 遊び疲れて眠る子供のまま 浅い夢の中へ...
ゆらめいてる あわの中 またたいては 消えてく星を見る つかめど すがれど ゆめの終わりを また知る...
カラスが鳴いたから みんな帰る黄色帽 毎日のように 元気そうに走ってく 沈む太陽は 今日も大きなあくびして 伸びてく影法師 ブランコが小さく揺れている...
apricot sun 君は何を見てる 染め上げた校庭 影と遊ぶ apricot sun 黄色いジャムが溶けて この世界は 遠くのあの子も見てる ...
泣き出した空 水色の雨 ぼやけて香る アスファルトの中 溶けてゆく 今どれくらいの涙が流れてるの あとどれくらい雨が降れば紙の舟は溶けるの...
流行の恋とかはさ 大して興味無くて 言葉にすることに 意味なんてどうせ無いよ 月曜の9時の ありがちな展開は 大して興味無くて 閉じるくだらない...
熱でも出ないかな 向こうの世界に居座れるなら 怖いものばかりで それでも嫌いになれなくて 夢の中で光る 残像が揺らめいて踊る 君と 白く濁る雨空 窓を叩く音で...
うまくいかないこと 垂れ流してた午後 当たり前のように 流行病にかかっていた 羨ましいだなんて 人恋しくなって 眠る 火照りがとれない夜は 瞼の裏明るすぎて...
あなたにお手紙 ぎこちない書き出し 今度は何書こう 照れるなあ 照れるなあ ちょっと 今年の花粉は 前よりたいへん あなたのお鼻と まっかな夕暮れ...
ぬかるんだ地面の上に 傘ひとつふたつ白黒 かたっぽ聴こえないヘッドフォンで 伝わりきらない「愛の歌」=ゴミ...