何も語らず 瞳閉ざして 戻らぬ日々を浮かべる 虚ろな瞳 その身映せば...
夏の碧さに 胸の中が躍り出し 腕を広げて 渚の鼓動感じてみるよ ゆれる服の裾 まるではしゃいでいるように 回り続ける 地球の上で呼吸する...
抜群の 青空を仰げば どこまでも心は でっかくなる 追いかけた あの日のあの夢が 雲や風になり 声かける...
雪の匂いと風の鳴き声 白い道と刺さる冷たさ ぼくの声はどこまで届くの?...
青の色に溶けて行く 綿菓子のような雲 追いかけて何処までも...
ビルの窓が光弾いて 私の目を刺すよ 眩しい日差し あれから何年経ったっけ...
闇を染めて咲く花 はらりふわり 風に舞い散る 恋に泣いて色付く 仄か紅く儚い艶(いろ)よ やがて土に還る時 愛し人の真名を刻んで 縁繋ぐあやひも ゆるり根を張る 大地切り裂き...
優しい香り運ぶ風 いざなうままにそっと 目を閉じるよ...
桜ふわり 頬を撫でるように舞う そばで優しく...
眩しい木漏れ日 揺れ動く草の影 少しずつ高鳴る鼓動が 今日という日を彩ってく...