夜の路地 曲がり ざわめく街 君に借りた うたを 聴きながら歩く 何度でも電語して 声だけで元気になるんだ 「星にひとつだけ 願いをこめて 君に贈るよ」...
夢見て はしゃいだ季節も いまなら はるかな荒野の So Far Away 風に舞い散って かずかな 砂になる...
巡る世は月にむら雲 日陰に居れど花に風 安らぎを覚えるたび...
満ち足りた月の夜に 今より遠く願う この眼に映る世界へ 勇み旅路開いた 誰にも見えぬ先へ 誰よりも遠く速く されど行く来しれたもの それでも想い走りだす...
凍てつく闇の中 駆け抜けたあの頃 裏切ることさえも ためらわず選んだ...
裂け出した椿の果 一握の種 末枯れた日々を掠めては 又、乾風が刺す...
クラクションもかき消すほど アスファルトを抉（えぐ）る雨音 飛沫（しぶき）でかすむ視界には 焼きつけたままの Scene 痛むことさえ忘れ体に刻んだ Winning 横殴りの雨打たれ 逆巻く風にさらわれてもまた...
星を見るために逃げてきた いつものコーヒーを手に持って 自分の曲で世界を閉じる...
吐く息は白く 踏切を待ってる 向こう側の風景をまだぼくは知らない 居場所を見つけると仔猫たちは居眠り...
風が吹く空の上 流れはどっちだ 足元は思うより不安定な場所 つぎはぎで出来上がった 身の丈以上の羽 舞い上がった瞬間に弾けて消えた...