夢 虚 風が 冷たい ここは ドコ ワタシは 誰? つぎはぎの 月のカケラ 鏡ごし 壊れていく...
“さよなら”が始まりの合図 「簡単な話さ」 誇大 嘘っ八 漂う移り香も振り切る程の...
神聖な王座の裏 厨芥(ちゅうかい)に手をかけたハイエナは 汚れた靴のままで 寄生の防人(さきもり)に就きえた...
白い油漆(ペンキ)を何度も塗ったら 奇麗にならないものは無いという 重ねた分だけ重くなり 冷たいこの手を離せない 不挫戯(ふざけ)た言葉で遊んでみても 汚れた心算(つもり)で馴病(なや)んでても...
ある秋の日の夕暮れ 空を見上げ ため息つく お店は軌道に乗らず 悩みだけが増えてく毎日...