空を見つめてた、始まりの海に抱かれて 引き止める足枷、振りほどく夢を見た 月に恋をした、静かの海を見上げて...
誰だっけかそんな(損な)事言ったのは 息遣い無理くり勇ましく 誰だっけか『逆さま(釈迦様)になっても生きる』のと...
ほらね秋空に 努々(ゆめゆめ)囃子 嘘ねそんな笑顔じゃ すぐばれる またね逢いましょう 浦々(うらうら)紅葉 いいわね合言葉すら 何だか思いだせず...
浅い夢に 惹かれて重い 瞼開く月曜の朝 重い空気 気付かない振り 開いたのは真紅色の傘 追い越し越され 不用意に触れて 人混み誰もを傷つけぬ様に 渡り終えた白線の向こう 泣いてたのは私独り...
眠ってるはず午前零時 裏の公園 ブランコの上 夢だな すぐに気付く 頬を抓(つね)る勇気は無いけれど 少し可笑(おか)しい顔があって それもこれも夢ならではで 例えば昨日飛び降りた 隣のクラスのあの子とか...
もし今ここに 君がいたとしたら 僕はどんな話をしようか? そんなこと考える ちゃんと進学できたんだ 就職もしたんだ...
飄々と言騒ぐ 妖かし達に 御山のけものも 巣穴に篭って眠る 坊や、よい子だ ねんねしな 雪舞うこんな夜に...
七人坊主がやってくる 私を追いかけやってくる 逃げても逃げても追ってくる 其の身が朽ちても追ってくる...
月影に照らされる 歩む道は少し暗くて 星の明かりの様に 輝く道は少し眩しすぎて 日暮れて夜に咲く花は月見草 蕭やかに咲くカラスウリの花々...
ただあった、でも取り出せない頭の中にあるはずなのに。 どうやらその気にさせているようだ。 まるで無いものを欲しがる子供のように...