うつむいた 首筋に 熱を奪う 冷めた夕立 早足で 逃げること...
先の見えぬ闇に 怯えていた 遥か闇の先で 聴こえる 雷鳴にさえ震えていたの 始まりの想い 忘れ いつか描いた夢も薄れ...
（リン) 毒、独、怒苦、毒、独、怒苦 ここに 夢を みさせて...
流れる二人の鮮血が月夜に照らされて 美しい音色奏で 繋がる身体 冷めてく 傷跡えぐるよりも ヒドイ傷を生み出し 深い疑心の渦にのまれてく 混ざり合う全ての感情（イロ）黒へと変色し 軋んで 歯車ヒビが入る...
私は黒猫 古の昔 ぬばたま闇夜に 現し世 映し 影の現 潜む 真の名前は 誰にも見せず...
シグナルが 赤になる前から つま先が 死んでいくのわかる レンガ色に 染まったかかとは そんなことも 知らずに眠るよ...
響き渡る雷鳴 天の涙に委ね 刮目も出来ず 立ち尽くした 崩される理性に 独り慄(おのの)き抱き ...
焼けた空 霞む大気 モノクロの 雲突き抜けて 高く もっと高く...
誰も知らない森の 茨のつたう館 静寂壊す時計...
何もない砂場飛び交う雷鳴 しょうもない音で掠れた生命 今後千年草も生えない 砂の惑星さ こんな具合でまだ磨り減る運命...