禁止裁定を受けて羽根を失くした八咫烏(やたがらす)が不意に呟く 「後ろの正面に白馬の騎士を。」 そんな泡沫(うたかた)の真っ白ゐ嘘 雨に空蝉時雨 雲に万時華鏡 嗚呼、暁ばかり憂きものはなし...
舞い落ちる花は 雪の風花(かざはな) 花咲く春は 未だ遠く あの夏の日は一時(ひととき)の夢 少年の心は叫ぶ...
ビルのはざまに手を合わせ 行方のない人のために 大都会のど真ん中でふっと...
あわてんぼうの雪だるマークのサンタクロース クリスマス前に、やってきた・・・・・・ 目覚ましの故障? Oh my God!! 少し暑くておかしいと、思いながら...
いつかの夏 僕は誰かと降る雪を見ていた 懐かしい景色と感覚 褪せた陽の匂い 色 音 記憶...
桜の風が髪を揺らした頃 ため息ひとつ隠せない ひとりの帰り道 私の夢が行き先をなくした夜に 「大丈夫だ」ってつよがり 心を塞いでく...
この月の 照らす下 逢いたい… 悠久の風吹き荒び 大地を雪が舞い踊る...
花の雪が散りて 積もるは溶けぬ想い 狂い咲く木々の下 独り 空を仰ぐ 枝先を離れ はらり舞いおちる...
夕凪、闇が覆う久来の中 鎖糸が解れ 凛冽 潜み兼ねて 凍傷が嵩む既堆に潰されていた 四方 精神病に悴む 氷上。不凍を謡う 言い伝え 頼りに結びに無動明音を...
巡り続ける また1ページ 消して破って落とされる 無彩色って笑われちゃって...