来る日も来る日も次の日も 幸せであると思っていた 僕の淡い景色が 狂い始めた時 僕はただ見つめてた 君の名を呼び続けて 繰り返す衝動が僕の中でまた駆け巡る...
どこか不完全な 赤く重い月 明かりの付いた浴槽で 静かに産み落とされる 鏡に映った自分の背後で 口を開けて笑ってる残像 束の間の夢を夢見て 手にした微かな灯火...
華やかな大通りの 棄てられた蝙蝠傘の下 草臥れた尻尾上げて 毛繕う黒猫在りました 「ちょいと道往く其処の御嬢さん、御出で此処らで一つ話ましょう」 猫は云う「今日の噺は、そうだ昔に路端で聞いた愉快な悲恋など」...
空しさに吸い込まれる涙 何処に落ちる 宛てもなく宙彷徨う涙 何処に落ちるの 並木道 散り歩く群れ...
夕暮れの帰り道 絶えず降り続ける雨 傘差し一人歩く 午後4時の誰もいない街 思い出す君と出会った日 静かに過ぎてゆく時間...
キミに会うとき あたし ナナイロのキモチ ひとつひとつきらめく 純粋な 色 色...