おもいだして おもいだして 暗く深い こころの底 その奥から 古い記憶...
いつもの朝がきて 日が昇れば のぞく窓の外 霧の海で ぼけた白の世界は 今日もまたやさしくて...
崩れた庭園に花が咲く 白黒の花畑が 焦げた煉瓦の壁の上覆い尽くす...
凍り付く月光が心をざわめかすから 物憂げな月の夜は淡くうつろう 通り過ぎる駅はどこも無人で...
古い写真の面影に 想い出が香る あの頃の僕たちは 何を見てたんだろう セピア色の微笑みに...
“夢の中の眠りは” “予定調和崩れて” めくるページ...
月のない夜 想い出朽ちて 幾千の錆びた夢見る 砂時計が 永い時で満ちれば...
今夜は月がやけに輝くから 月傘さして外へ出かけよう おしゃべり猫を夜会の伴に連れ...
Dreamy child, 君には無限の未来あるから 僕の思いもすべて君に託すよ 風が呼んでる 急ぎ旅の支度をして...
朝、日が昇れば ぼけた白の闇に 蒼い人影たち ゆっくりと浮かび出る...