君が触れていた世界が 私に映されてく あの空もこの部屋に射している光も全て 初めて気づいた瞬間を言葉と音に変えて そっと指先でなぞるよ 怖がらないから...
倦怠が続く中 君の神秘の瞳を描く どんなにつぶれても 明日はあると信じる 過ぎ去った日々なら必要ないし、意味もない ただ、今欲しいのは愛せるという事実さ...
ボクの躰があの日風になり粒子(ミクロ)へ 見えない時空へ溶けて消えてく 風に舞う僕の 心はそっと流れてく...
聞きたくないね そりゃ少しだけファジー ファジー 意地悪だって 君には何回言ったって変わりゃしないよな 愛といったメランコリックは間に合わせのフォーカスフォーカス...
シニゾコナイは今日も箱の中 ぐるぐる揺られて運ばれた 目が覚めた時には夜の中...
青い海に揺らめいた 雨粒の残響終わりの合図 爆ぜる時間に佇んだ...
"コールド・ラウンジへようこそ" "(エラー:係員を呼んでください)" "(エラー:アンドロイドからすぐに離れてください!)"...
夏を讃う蝉達の喧騒が 今日も不愛想に鳴り響く 狭くなった置きざりの部屋の隅で ひとり時の流れを知る 折り目が付いた週刊誌 ほこり被った望遠鏡...
損と得の定規は いつだって万能だ 社会というステージは それを僕に突きつけた 熱を省いて 色身を消して...
静かな夕暮れ、一人ぼっちで不安で 僅かな光さえ見失ってしまいそうで 立ち止まれば、いつも君が励ましてくれた...