息をするのに慣れました 可愛い声も他所から貰って 人みたいのに成りました 取り柄は後ろを歩くことです 狭い部屋は片付けておりますが...
曇り空の街を一人歩くの 手に付かないことはいくつも 見えたことばかりが僕の本当になって 君を探すことだけ...
小さな四畳半 僕の机の上 薄っぺら画面の 中に君がいた...
なんだかヘンだ! ヤダよ 心があたしに あるわけ? キスをしてもあいさつだよ 瞳の奥 誰もいない...
逢いたい愛 抱き締めて 一番強く抱きしめて 逢いたい愛 抱き締めて 魂を靉せて 逢いたい愛 抱き締めて 一番強く在る為に 永遠に走るから...
淋しさの雨に打たれて あなたの部屋に 手紙を置いた あれからもう3度目の冬 白く染まった 思い出の丘...
逢いたくて今私は 青空高く舞い上がるの 逢いたくて翔ぶ心は 翼の生えた白馬になる...
ほんのり香る桜並木、 あの日と同じ地を 踏みしめる前に ただ 君に逢いたくなるから…...
さらばだ 貴方の手が 剥がれて離れていく 涙が溶けた街に さらばだ さらばだ 消えそうで消えなくて儚くて煽る涙...
眠りから掬い上げられた ここはどこなの? つぶやいた 埃臭いベッドの上で身を強ばらせ 耳鳴り響き くっきり矯正された世界に 白い天井 ここはどこ? 少女は溜息 壊れ物でも扱うような 鈍い動作で...