振りかえると オレンジ色に ぼくらのまちが 染まっていくの 自転車とめて スマフォを片手に...
朱雀柄の袋帯 解く指 ゐちじくを解すみたいに 髄まで愛して愛して愛して...
砂時計 落ちる砂 心が入れ違って キミとこの場所では もう会えない....
花は咲いていますか 君は何処にいますか 月がよく見える夜に懐（おも）い出す姿 風は吹いていますか...
強がりな台詞いくつ 着飾ってみても 君のようになれるわけじゃなく 少し高い靴を履いて 背伸びをしても まだ空は遠くて届かないけど...
いつか見せてくれた 白く輝る月に 指を重ね祈る貴方は とても美しく 揺れる恋心に おぼろげな輪郭 秋の訪れを告げる風が 別れを連れて...
私を包む風は 淡い香りを纏わせて奏でる想い 刹那切なさため息交じり 影の踊りを眺めてそっと雫が落ちる...
――君ノ行ク道ヲ照ラシテル 輝キノ色ハ What？ ――コノ道ヲ照ラス輝キト 同ジ色ナノハ Why？ シンクロニシティ 異なる時刻（とき）に 異なる世界（ばしょ）に 同期された声が...
蒼イ月輝ク星 祈ルヨウニ 深イ願イノ先 涙コボレ 古ノ記憶ハ 眠リカラ醒メ 乾イタ コノ心 解キ放タレル...
風の色が変わった 眩暈誘う四月の候 淡い薫りは沈丁花...