夜を泳ぐ 群れた魚の夢 誰の夢を抜け出してきたのか 水面撫ぜて 揺れる街の灯りと 遠く遠く 届くことのない月と...
嗚呼、星が滲み揺れる窓に透けて浮かぶ夜は いつも貴方を乞い想う つれない素振りでまたひらりと...
遠い場所から響いた 重く鈍い撃鉄の音に いつか何処かで感じた 紅く燃える炎思い出してる 赤と青を入れ替える あの信号機は眠らない ただなんとなく道端の ひしゃげた空き缶を見つめていた...
仄暗い古城 照らす薄明かり 逆巻く炎は 始まりを告げるアウティス 鈍色をした 月は謳い 祝福の真紅へと 染まりゆく...
貧富の是正が叫ばれる世に 胸囲の格差は無視される 機能に違いは無いからだと? 巫山戯(ふざけ)た事を抜かしやがる...
凍り付く月光が心をざわめかすから 物憂げな月の夜は淡くうつろう 通り過ぎる駅はどこも無人で...
はらりひらり舞い散るこの身に降り積もる 白い雪を浮かべて君思ふ・・・ 嘆く月はふわりと浮世の眼を隠す 今宵消える儚き恋模様...
闇に輝く 金色 深き森彷徨い逃げ惑う そっと近付く 闇色の羽 月の光 遮り飛び交う...
満ちてゆく 出逢いからさかのぼり それぞれの悲しみから運命が咲いた 綺麗だと言わないで花の名は 呼んだら散ってしまうよ 伝説の花...
故郷の伊賀の国から やってきた くさりかたびら わらじばき はるばる東京に やってきた 俺たち兄弟 仲良くいれば...