遠き日の忘れ物 叶えたい願いが 逆光の闇の中 見失い 埋(うず)もれて ひび割れた夢 色褪せた思い出 振り上げたこの腕も 枯れ果てた涙も...
壊れかけた 揺らぐ世界でも 手がかり探す 君のため 運命(さだめ)なら 境界線を越え ねじれてく愛を ギリギリ止めて...
軌道外れたのは ココロ 鈍色の雲 流れて行く 争う その先 願った 穏やかな日々 壊れたまま...
心と体が追いかけあう切なさは 説明できないくらいがちょうどいいんだ 寝転んで見つめる空にもう何も言う事はない What color would you paint the sun?...
なくす事が 拾うためなら 別れるのは 出逢うため 「さようなら」のあとにはきっと 「こんにちは」と出逢うんだ...
後ろを振りかえると 小さな灯りたちがポツンと 遠慮がちにそこにいる ほどなく汚れていたり...
繰り返し耳打ちしてくる 終わりのない物語なら この夏の庭の隅っこに 全部埋めてしまおうよ...
手の鳴るほうへ 想いを進めて 日差しを浴びて 深呼吸をした シャンと伸びた背筋の あなたが眩しい 考えすぎた昨日に「サヨナラ」...
ほんの小さな出来事に 愛は傷ついて 君は部屋をとびだした 真冬の空の下に 編みかけていた手袋と 洗いかけの洗濯物 シャボンの泡が揺れていた 君の香りが揺れていた...
私の1/2に たとえばポケットに 一つしかない赤い林檎を ためらいもなく両手に おいてあげる優しさを持っていたいから...