「夢」と一言 呟いて 目覚めの悪い朝を迎える コンクリートは踏まれつづけて...
白い森の奥深く 高くそびえ立つお城 二度と来ない客人を 待ち続けている そこでただ一人生きる 蒼い瞳もつ少女 時を忘れた時計に うつる未知の時刻...
遠く澄みわたる空を 七色の風が駆け抜けてゆくとき モツ鍋が食べたくなる いつもの見慣れた教室...
桜舞う坂道の下 憂鬱を重ね息を吐く そこへ現れたコスモス そっと背中押す あの日から どんな大きな波が訪れても 立ち止まらず坂を登る 望むだけ 夢見るだけの 時間もやがて目を覚まし...
section1 超新星から始まる くしゅんと弾む音が鳴る 輝度が不変の形を為す 「とりあえず、まぁ、これでいっか。」 楽観主義のプログラム 孤独に線は弧を描く...
濡れてるベンチ 虹の下 太陽ほのかに 光った 弱々しい温もりは揺れて...
晴天の宇宙に潜って 数えきれないほどの星 掬い上げては零れ落ちてゆく 黒画用紙に染め上げるように...
何にも残らない一日が終わり カラスと一緒にうちへ帰る 風で電線が揺れているよ...
接続 全て消えれば ボクは0に還り着く それは きっととっても 哀しいことだと 思ったのに 『心の底』に残ったのは 『喜び』 !ボクは生きてた! 記憶の中に 軌跡を残して...
心を曇らす雨が降ると甦る ここでお別れをしたこと そして約束のこと 繋がりは頬に添えた指先...