ヌルイ雨 傘はいらぬ 宵は更けゆき 傷跡が疼く 霧雲運ぶ 仄白い香りは 乱世に咲いた 狂おしい華...
降り積む 風花を 肩を並べ 眺めてる 手を伸ばせば 届く距離を もどかしく思う...
小さな鳥、飛び立てぬ、愚かな理(ことわり) 揺れる木々が、ざわめく時 羽根は、息吹くのだろう 全てが、思いのままに...
最後の一頁 一緒に迎えられたら 優しい明かりが 差し込むでしょう...
何処へ向かう? 誠の舟 まだ見ぬ夜明け求め 夢をなびかせ悲壮(かなしみ)乗せて...
踊り疲れ 眠る空 やがて朽ちる 桜木の 舞い落ちる花弁(はなびら)の 行方辿れば...
途(みち)に迷い 時に躊躇い 動けずいたけど 僕の背中を 押してくれたね...