何もない虚しい 不安な夜 似たような宇宙見て...
蒼白き面のその裏側に隠された 幽き色の心は誰知る由もないでしょう 淡い月影が差し照らす細い道 当て所もなく下り行けば...
星を齧(かじ)り眠る夜に まだ満ちることのない、あの月 夜の隙間に感じるのは ただ君の甘い温もりと...
君の声が聞こえない 君のオトが届かない 君の色を感じない いつからだろうか 君のいないこの夜に 月の見えるこの夜に...
揺らす風は月を隠してく 撫でた貴方の頬は 未だ、こんなにも―...
{時はロマン、産声をあげた帝都にて} {百花繚乱に咲き謳われる自由} {月は朧気 恋は演舞} {「ようこそ、劇場へ」}...
硝子の銃 錆び付いた傷痕 漆黒の影を纏い 夢幻の街 決意を掲げてく 月を従えて...
公平無私 私にまかせて 何でも裁いてあげる 嬌笑一騎あなたは私の どこが不満なの?...
君の名を時の流れに落とせば 君の手は星を穿(うが)つ 拡散と星は平常の習性 だろうと思っていたけど...
背中から抱きしめて ぬくもりをたしかめる 夜空からは星が降り注ぎ...