開いた扉 地下深くへと ガラスで出来た 階段続く きっと其処には 使い古した...
シャングリラ このまま委ねていたいな シャングリラ...
不意に鏡が見せる姿は きっと過去に歩んだ記憶の痕が そっと触れて佇む場所に残した灰が...
まだ見えない刻の中 腫れた出会いがあった だけどそれは...
感じるまま走り出す 今はただ前だけ見て 感じたまま走り出す...
風が夜道を撫でる時にひっそり集まって 街の片隅の灯の下で 拉（ひしゃ）げる音色達 胸の奥にある洞穴に すんなり住み着いちゃった...
乾いた瞳の中 跳ねた光 映り込む これは最近観ている 古い映画の影響 重ねた言葉もまた 虚しい怒り飾るだけ それはポケットに詰めた 影の傷を開くだけ...
少しだけ遠い街 今日は出かけてみる 風の声 髪を撫でて 通り過ぎる...
風の声 聞く夜に 同じ場所で彷徨う 何をしたらいいか...
小さな窓から見た夜空は 白い月がキレイだった 狭く冷たい部屋の中には 存在し得ない輝きだ...