行き交う人は夕立が過ぎたあと 重たい夜の輝く月を見ていた 失う物は置いてきた道標 ねむたい朝の澱む空気の中で...
朝霧のなか 小鳥が歌う 澄んだ湖のほとりで 声ひびかせば 木霊がやどり 大地の鼓動が目を覚ました...
山と風車の小さな国には 冬でも暖か南の風で 木の実豊かな東の山と 稲穂の並ぶ西の山の間に あくる日 とてもとても強い 南の風がビュンビュン吹いてきて...
蜘蛛の巣巡らす夜と朝の間に 雨粒艶めく月と雲の間に 心を浮かべて身体を失った ...
服の下に何を隠す? 甘ったるい夢は終わったの 小手先の言葉で上げてみたら...
早く目覚めたんだ 今日はどこかに行こうかな ぼろい自転車乗って 飛び出した 空を見上げれば 丸く浮かぶ白い雲...
一筋の月も隠す雲が 闇を彩る 深く長い夜 灰色の街に続く道に...
最後の言葉は空気も揺らさず 心だけ震わす 別れには白すぎる太陽の下 切れた雲のように絆は傷へと 場違いな蝉時雨 耳の遠くへ...
遊ばせた視線はマーダー 雲の中みたい you wonder 感じられるのは凄い殺気 you feel it 脅威 此処では狭すぎるから 何処かへ行こうか 今から はみだすカンジョウの色 君が当ててみろ...
蕭条(しょうじょう)な雨が降る中 誰もいない いつもの場所に君が 俯いたままで ひとり座っていた どこか懐かしい感覚がした...