澱みに浮かぶ泡沫のような 終わりのないこの閉塞で いつまでも無力な自分を ただ呪った...
騒ぐ境界錆びた街 先も見えない無表情 手を連れられて...
世界に花が咲いた 淡く溶けた水色 また会えるよって君は僕を送った 鮮やかな日を抜けて 毎日が変わっても...
空の隙間から降る光 水面 揺らぐ境界 照り返す 到来を告げる生命の鳴く声...
太ったポスト開く 宛先のない招待状 絵のない絵本開く めくるめく不思議が起きたの 大人の国はモルモットだらけ 踊るプリマ 小さくピーカーブー...
誰かが書いた流行(はやり)の曲を聴いてみても 心のどこかで 自分とは違う 世界のようで ノイズまみれの すり切れた日々 聞き飽きた子守唄から目を覚ます...
僕はさかなになって きれいな水の中 海をゆく 体ゆらり 君は太陽 きらり光る ねぇ 信じてもいいの? 深海 潜ってゆく ふらり ふかく...
空平線から 遥かに 散らばってく 悠久の唄 幾つもの 時代を超えて 揺らめいた 幻想の軌跡...
「必ずね」って誓った約束を抱きしめて まだ知らない明日だって真っすぐに見つめるよ 切望するのが絶対の罪でも この手を伸ばして届かせたい 正解なんていう境界を越えても 置き換えられない“My precious”...