胸の中 蠢く感情 君には言えない 感覚は不気味にリアルで...
剥がれない不安な記憶に 今が歪み ひび割れてゆく 最低な心地もリアルで...
君が描いたいつかの夢の中 僕を連れて行って 眠ったままでいい 足元攫う少しの浮遊感...
曖昧な事も教えて 本当の気持ち試したい 完全なままでいさせて...
君の問いに言葉を探す どんな答えなら喜ぶだろう 君の問いに言葉を濁す...
使い捨てた オイル切れライター 乾いた音を立てる秒針 見慣れた部屋 同化していく君 時が止まるように...
僕の手をひらりすり抜けて 銀の鳥籠 君は嫌う 細い線 緩い弧を描き 透明な羽根が落ちて行く...
僕の内側だけの夢幻の世界 どうにか、形にしたい 言葉にしづらい感情を引き摺り 似合う旋律(おと)を探してる...
満たされない空の容器[グラス]を 叩きつける凶悪な愛なら 飛び拡がる破片を押し当て 傷を刻む友愛の証明...
泡沫の夜がやがて明けて 僕のことを攫(さら)って行けばいい 冷えた風が足元を抜ける 細い火が小さく燃えてる...