君の声が響いて 切り裂いたサイレンス 応えて叫ぶぼくの声が 届かないのは 闇に紛れたせい じゃない ああ もう消えるのかな この 華奢ではかない想い...
葉隠れに光る夜露と、君の 願いごとさえも祈りに代わる 貴方でしょう 約束の砂の粒くれたのは...
何度見つめ直しても 君程心が高鳴る人いないよ 過ぎ去った月日の中...
不謬なる錯誤に靡く虚無と眠り 負の確率を束ねる眼と 砂粒の神を纏う詩の舞踏...
ただ甘い生活を呪うだけ 溶けたアイスを飲む 炎天下の海辺 廃ホテルを眺めて...
星空は歌う音も無く 闇に震える僕を包み込むように 煌めく星海は 忘れ得ぬ君の瞳を思い出させる あの日犯した過ちがきっと...
吹き荒ぶ風が 砂を浚っていく ボクをひとり残し 遥か彼方 遠くまで 存在してるだけで 過ぎる時のように...
大抵 物語は 積み上げが大事と云いますが 最終ノ局面で 此処から何を積みましょうか 振り子時計の針は 正確に今を刻んでいく...
あなたの名前 呼んだらそこで 突然目が覚めそう こんなにうまく行きっこない また偶然 逢えるなんて...
水の粒が爪先で飛び散った 寝たきりになった夢 起きないから奪いたくて 金魚鉢で砂泳ぐ 絡まる指先泳ぐ...