蒼い瓶に入れた 宛名の無い手紙 詞(ことば)に置き換えて 哀しみを忘れた 涙を肥料(えさ)に 珊瑚樹を咲かせ この迷夢(めいむ)で思い描かれた物語(おとぎばなし)が 虚構を恋(こ)わす...
飲み遺した炭酸水 来世に次がないご挨拶 横に倣う一般論 ご近所様にもご挨拶...
いつか君が教えてくれたあの言葉が 胸の奥のドアを不意にノックする 振り返る暇もなく何かに追われ 忘れていた景色を...
麗らかな日差しが 校舎を明るく照らした ぽかぽかで気持ちいいな マフラーに埋めるほっぺた...
いつもの日々を繰り返す 変わらぬ時と空の色 孤独に見える海も星も...
星の数の分だけ 恋は落ちているから 本気になれない 自分がいた 君と出会う日までは...
錆びたドアの 向こう側で 何かが始まろうとしている そこにはきっと 君を待ってる 新しい自分との出会いがある...
独りで泣いていた 吐息混じる夜 息潜め 朝を焦がれた...
他愛なくふらつく心臓 呼吸は財宝って誰の意思で? 涙さえ至高の贅沢で...