簡単に追い抜かれてった 私達が大丈夫なら良いじゃない 想う 騙す心で真に...
気怠い四畳半で 薄いミルク飲み、むせた。 黄昏の足音も...
いま、大気圏の綺羅星(きらぼし)が滲むようだ 朝惑いを呼んだ音がした その藍白(あいじろ)より燦々(さんさん)と落ちたらしく 五月二十二日にかすかに映れば...
あれからどれぐらい寝たんだろ 眠りに落ちる前の記憶も曖昧 重い瞼(まぶた)を上げたら、そこは ありえない世界が広がっていた...
錆びつく街灯もかじかむオリオンも 私の微熱から遊歩道染めてく 憐れむなら嘘を、愛しいなら恋を うたかたの園まで白銀灯が照らす。...
ほのかに薫る春の夢と 萌える甘い恋が好きです ひそかに染めた桜吹雪...
急降下、開くかさ あしたの昨日は現実 東京のひとの波...
ゆらり、朝靄(アサモヤ)に ほころぶような影 くらり、重なって ...
胸に抱いた花束が 染まるオレンジが綺麗 これを恋、と呼んでみた...
塵屑ワタシ 悠(ゆう)に流される 「忘れた軌道 どこへ」 戻れない 恥じらい周期 染まる鮮やかに...