遠い現実が壊れて消えて 明瞭になったけど 雨もやまないしカーテン閉めきって 耳を澄ました 照らし出すあかりはすこし眩し過ぎて 雑音に紛れた正体を見失いそうだった...
一歩ずつ降りていく 黒い闇の奥底へ 冴え冴えと揺れる水面 凍てつく炎のように 立ち止まることすら 忘れて飛び込んだ場所...
忘れないように目を瞑る夜は 君がいないと知った昨日までの僕が 終わらないように嘯(うそぶ)いて歩く 道が途切れても尚、僕は立ち止まれぬまま...
誰かが分かち合うことで血路が開くと 枯れ木のようにと割れて響く 目の前の景色に包まれ...
”その瞬間、見つめることが出来ずに それに気付く事は、とても寂しくて” ”夕焼けの空まで白く消えてしまう”...
#region(close,色分け)神威がくぽ・KAITO・鏡音レン ※黒…神威がくぽ&KAITO {Finally I saw you to get out forever}...
影を彷徨う言葉の向こう 隙間から聞こえる街のノイズ 夜のしじまにどこかで壊れてゆく...
捕えられて月日が過ぎ あなたしか見えなくなった どんなこともしてもいいと 云うあなたに届かない 差し込む光の中 今ならやれる気がしたんだ...
春も過ぎ 夏も過ぎ 秋も過ぎ行きて 凍える朝の風が息を白く染め...
ねえ、こんなオモチャみたいなさ 丸いレンズ越しの風景 僕の水晶体とレンジ、光量、なにもかも違う...