貴方と共に、何処までも参りましょう。 その言葉を最後に、彼は消えた。 鳥の羽ばたきに、まだ気づかない。 此の身に纏わり、離れない。...
とても、寂しい夢を見た。 貴方の頬を、撫でる夢。 首を絞められるような、日々です。...
己に酔い痴れる者こそ、 境涯が回る時、 呻き声を上げるでしょう。...
いつも通り、ぐるりぐるり 不協和音。 煩い。 縄が軋む音さえも、気持ちのよいものでした。...
標識も笑う丑三つ時に、 外側を封じるパイロンが、 意味も無く堕ちる。...
鏡の中の世界などという 眉唾の噂もありますが 流石に信じ難く...